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コラム
「調教師の定年引退」
2016/2/29
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という、馬が身近にいる環境で育った橋口ファミリー。橋口調教師は大学を出てから佐賀で騎手になり、しかし1年で騎手を辞めてJRAの厩務員になり、そして調教師試験に合格。JRAの調教師は「70歳の誕生日を過ぎて初めて迎える2月末日で定年引退」という決まりがあるので、個人の意思とは関係なく、2月28日の日曜日が最後の仕事となるわけだ。

サイン中の橋口弘次郎調教師
(サイン中の橋口弘次郎調教師)

しかしながら、JRAと調教師の間には“免許"という関係性があるとはいえ、調教師は個人事業主。そこに定年という規定があることには多少の違和感もあるのだが、それでも期限が区切られているということは、人生設計をする上でいいことなのかもしれない。

ということを、阪神競馬場を後にして仁川駅前の飲み屋に向かう途中に、乗峯先生と話した。「われわれみたいな原稿屋は、いったいいつまで仕事するんですかね?」

依頼さえあれば何歳でも仕事ができるというのは幸せである反面、ダラダラと時だけが過ぎていくという危険性を含んでいる。事業計画はもちろん、大小にかかわらず目標を立てるときには「期限」を設けることが重要だ。

もちろん「今の状況で大満足」と思うならばそれでいいのだが、私のような隙間産業ライターでも、たとえば「本を書きたい」と思ったら、やはり「期限」を切らないといつまでたっても出来上がらない。橋口調教師は70歳を過ぎてもまだまだ活躍できるだけのノウハウをお持ちではあるが、逆に70歳という期限があったからこそ、それまでに結果を残そうというモチベーションもあったはずだ。

といいつつも、翌週には息子さんが橋口慎介厩舎を開業。そこで夢の続きが見られるのは、ご本人にとってもファンにとっても幸せなことでありますなあ。

オリジナルタオルを制作
(橋口厩舎ファンのかたがオリジナルタオルを制作)

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