「間もなく新馬戦のシーズン」
2016/3/28
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ということで、今年は南関東でも早期始動タイプが増えるかも。門別は2歳馬がとても多く、レベル的にも高い状況が続いているから、それを避けて早めに津軽海峡を渡るという選択をする陣営も多いことだし。
それを思うと、最近の南関東の2歳秋や3歳春のレースで、門別デビューの馬で上位独占という結果が減ってきたように感じるのは、あながち間違っていないのかもしれない。
今週水曜日のクラウンカップでは、門別デビュー馬が4頭だけ。JRAからの移籍馬が2頭で、あとの8頭は南関東でのデビュー組だ。そのなかで、もっとも早くデビュー戦を迎えたのが、4月22日のプレイザゲームとヤマノカミで、続いて5月14日のウワサノモンジロウ。南関東組は5月29日の浦和で初陣を迎えたワールドプリンス、6月12日(川崎)のケイエスソードとなっている。
という原稿の流れからすると、早期デビュー組から選ぶべきという気はするが、やはりそれとこれとは別の話。ここは逆に、デビューまで時間をかけた馬のほうに注目してみたい。
◎ディーズプリモ
○ガーニーフラップ
▲シャークカイザー
△ウワサノモンジロウ
△プレイザゲーム
△アンビリーバボー
△ヤマノカミ
中心視するのは牝馬のディーズプリモ。同じグランド牧場出身のモダンウーマンが浦和の桜花賞を制したが、そこに向かわなかったのは陣営の戦略だろう。2番手には連勝中のガーニーフラップを抜擢。川崎は初めてだが、これだけ逃げ先行タイプが多いと展開がハマるような気がする。
3番手には今回が6戦目のシャークカイザーを指名。休養明け3戦目での末脚爆発に警戒したい。そのあとには、早期デビュー&門別デビューの4頭をマーク。
しかしまあ、クラウンカップは昨年の3連単が600万馬券だったんですよね。こういうレースこそ、節操なくボックスで網打ちという戦法が合っているのかも?
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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