「キャッシュレス大国・ニッポン」
2016/4/25
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私はここ数年、「お金はさみしがりやさん」という俗説をそのまま取り入れて、「薄いサイフでは競馬場に行かない」作戦を実施しているのであります。勝負の前はコンビニに寄って、最低でも5万円を装備。そうすれば背水の陣で余裕のない勝負にならなくて済むから、気持ちの上で優位に立てる(と思い込むことにしています)。
4年ほど前にシンガポールで、全財産5千円という状況から勝負して、380倍の3連単を当てて大逆転したという経験はあるが、そういうのは本当に稀なケース。サイフの中身が心細いと弱気になってしまうのが普通だから、やはり気持ちは大きくしておかなきゃね。
という感じで、競馬場以外ではキャッシュレスな日々を送っているその成果は、航空券に変身。昨年はお盆の時期に門別競馬場へ行くことになったので、特典航空券がかなり役に立った。
さらに今は韓国路線がどえらくお得になっているので、そこで活用するケースも多い。でも今年は韓国ダービーを見に行けないのですよ。その日は佐賀競馬場で行われる「スーパージョッキーズトライアル・ワイルドカード」に臨場します。南関東からは左海誠二騎手が出場予定。12名のうち上位2位までに入ると次のステップに進めます。ガンバレ〜!
という騎手交流競走はエキサイティングですが、今週水曜日のしらさぎ賞は、出走馬が「地方全国交流」という条件。兵庫から「トーコー軍団」の2頭が参戦してきた点が予想のキモですなあ。
◎ララベル
○ビーインラプチャー
▲トーコーヴィーナス
△フィーリンググー
△ヘレニウム
外枠に逃げたい馬が揃ったら、これはハイペース必至。かなりの激流となれば、その後ろから進出できるララベルに向く展開になるだろう。
ビーインラプチャーは52kgの斤量が魅力で、長く使える差し脚が届きそう。しぶとく粘るトーコーヴィーナスは桜花賞とロジータ記念でララベルの2着。展開的には微妙でも、その実力には注意しておく必要がある。
あとは、先行粘り込みタイプのフィーリンググーとヘレニウムを連下に。とくにヘレニウムは競馬界の偉人、的場文男騎手の52?に敬意を払いたいです!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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