「バンコクの真ん中で差せと叫ぶ」
2016/6/27
前のページへ
どういうことかというと、タイの競馬はスタート時刻のはるか前に出走全馬がゲートに入り、騎手が乗って待機しているのですよ。
3年前も今も、ゲート入りが始まるのは発走予定時刻のおおむね7分前。どこの国でも一般的となっている“スターターが『発走します』の旗を振ってから各馬がゲートに入り、最後の馬が入ったらすぐオープン"というやり方ではないのだ。
3年前は発走時刻がベタ遅れになることで、出走各馬は20分以上もゲートのなかで待機していた。それで暴れる馬がまったくいなかったのは見事なのだが、とあるレースで、騎手がゲートから離れてスタート地点の後方に行き、立ちションを始めた映像が場内テレビに映し出されたのにはビビりましたわ。カメラマンさんのいじわる〜。ではなくて、そのくらい運営がダメダメだったわけですよ。
それがこの日の第6レース(14頭立て)は、15時13分に枠入り開始、15分に枠入り完了。場内のオッズ画面の表示は15時20分に『残り時間ゼロ』となったが発走する気配なし。しかし24分にゲート前方に張られた放馬止めが撤去され、27分にスタート!ということで、各馬がゲートのなかにいる時間は13分前後と、ずいぶん短くなりました。イヤイヤイヤ、長いでしょ!
(馬券発売中ですが出走各馬はゲートイン)
でも、それがタイのやりかた。我が道を進んでいるという感じなのかも?ただ、馬券の売りかたは改善してほしいなあ。それを思えば、日本は本当に楽に買える国だと実感しますわ!
でもときどき「もし日本の馬券が口頭でしか買えなかったら」と考えてみるのはいいことかも。買い目が際限なく広がる傾向にブレーキをかける一助として……。
そんな思いで16頭立ての優駿スプリント。
◎エイシンヒート
○クリルカレント
▲ラクテ
△シングンヴィグラス
水曜日の帝王賞は、
◎ノンコノユメ
○コパノリッキー
▲ホッコータルマエ
△アスカノロマン
△サウンドトゥルー
火曜も水曜も雨っぽいですよね。それを考えて、展開よりもスピード優先で考えてみました。「流すな、ボックス」は念頭に置きつつ、できるだけ絞り込んでいこうかと!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
|
Copyright.SPAT4 PREMIUM POINT . All Rights Reserved.