「バンコクの真ん中で差せと叫ぶ」
2016/6/27
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3年前はだいたい単勝の売上が150万バーツ前後になったらいきなり発走、という感じだったが、そこは現在もあまり変わらない様子。しかし2016年6月26日は、第6レースが15時20分発走予定のところ、15時27分にスタートが切られたのですよ!
ただ、馬券オヤジたちの動きは3年前とほとんど一緒。でも、これはいい傾向といっていいでしょう。だって3年前は最終レースのスタートが午後8時近く。レース間隔が45分とかだからヒマだったし、周りの客はどんどん帰っていくし、運営側はしっかりやれよという感想が強く残ったものだった。
だいたい、タイでナイター競馬をやっているなんて初耳だったぞ!それが7分遅れならかわいいもの。その要因のひとつには、レースが終わったらすぐに次のレースの出走馬が出てくるようになったことが挙げられそうだ。ロイヤルターフクラブにはパドックがなく、コースの内側にある練習走路を馬が歩く。
3年前は本馬場をパドック代わりにしていて、その準備に手間取る感じでなかなか馬が出てこなかった。それが今は、走り終えた馬と入れ替わるようにして、次の出走馬が登場してくるようになった。そして、スタンド前に大型ビジョンができたことも大きい。
タイの馬券オヤジは、双眼鏡の所有率が高い。スタンド前を1〜2往復した出走馬は、2コーナー付近で準備運動を行うのだが、その様子を多くの双眼鏡所持者がチェックしているのだ。だから検討に時間がかかるというのは、オヤジたちの言い分としてもっともではある。
さらに、以前は単勝と複勝しか発売されていなかったのが、数年前から馬連と3連単が発売されるようになったことも、検討に時間がかかる原因になっている。
しかし馬券発売システムは旧態依然。マークカードもなく、売場の係員に口頭で買い目を伝える方式では、3連単フォーメーションとか2頭軸マルチとか、そんなのは夢のまた夢ですよ……(ちなみに私は筆談で馬券を購入)。
そのせいか、第5レースは馬連が16.2倍とまあまあ堅かったのに、3連単は的中者ゼロ。新馬券を導入するなら3連複のほうがよかったんじゃないの?
ともあれ、大型ビジョンができたことで、双眼鏡を持っていなくても「返し馬診断」ができるようになったのは、馬券活動においてプラス。そのおかげで出走馬の負担が軽減されることにつながった。
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