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コラム
「騎手の世界もなかなか厳しい」
2016/10/24
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ただ、なんというか、南関東に限らない話ではありますが、勝ち星が上位の騎手に偏る傾向があるのが厳しいところ。その反面、歯車がかみ合い始めたらその回転速度が一気に上がるという面もあります。矢野貴之騎手はその最たるところで、2002年に高崎でデビューして、2004年の廃止後に大井に移ったという経緯はあっても、10年強で200勝少々。

それが2014年に98勝、2015年が204勝と一気に増えて、それまでの10年は何だったのよという状況に。これは騎乗技術が急に巧くなったというよりも、良い縁に恵まれて軌道に乗って、そこから好循環が好循環を呼んでいる。それが大きな要因だと思います。

そういった例は以前から南関東ではよくあったことで、戸崎圭太騎手もそのひとり。2003年までは年間40勝に届かない中堅グループにいたのに、そこから一気に成績を上げて今の活躍にまで発展しているのだからすごいこと。その当時は客として南関競馬を見ていた私にとっては「いつの間にこんなに勝つようになったの?」というビックリ感がありましたね。

それだけ、南関東では好循環の波をつかんで、それに乗るということが重要なのでしょう。でも、どうすれば波に乗れるのかという、必勝法みたいなものはないわけだから難しいところ。芸能界でも長い下積み生活から一気にブレイクする人がよくいますが、本当にこれは運と縁。

仮に、ブレイクしていない人より才能的に劣っていても、周辺環境から学んで成長していくというケースはよくあることですし。南関東には所属騎手が100名くらいいますが、そのなかにはちょっとのきっかけでブレイクできる人も多いように思うんですよね。そのための第一歩といえば、やっぱりまずは日々の仕事をきちんとやることになるのかなあ。

あとは貪欲さなのかもしれないですね。このあたりは向き不向き、運不運があるので難しいところですが……。ともあれ、重賞タイトルを西村騎手がゲットできたのは喜ばしいこと。縁の下の力持ちも必要だけれど、やはり騎手なのだから表舞台で活躍するのが本望でしょう。

今は成績がいまひとつという騎手のみなさんも、一気に成績を伸ばすときが来ることを期待しております!

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