「小回りでの激戦にビックリ!」
2016/11/21
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南関東で比較的小回りといえるのが浦和競馬場。ホームストレッチとバックストレッチが300mだから、トップスピードを保てる時間がそのぶん短い……ということは、やはり騎手の腕と作戦が結果に影響してくるはず!
◎ケイティブレイブ
○ストロングサウザー
▲クリソライト
いきなり浦和記念のシルシとなりましたが、おそらくケイティブレイブが先手を取れると思うんですよ。タマモホルンも先行したいタイプですが、A2格付けなのにケイティブレイブより斤量が1kg重いのならば、ここは無理しないかなと。
となると、鞍上の緩急をつけた逃げ作戦で後続の脚を封じ込める。まさにインサイドワークですなあ。ストロングサウザーはうまくインコースを立ち回るのが好走パターン。浦和ならそれが可能と判断します。
難しいのがクリソライトの取捨。普通に流れに乗ったらペースが上がったところでついていけなくなるのは明らかなので、そこは騎手としての経験値が高い藤井騎手がどうするかというところ。2週目の2コーナーで一気にスパートして3角先頭……という奇襲に出れば、逆転まであるのではと思います。「すぱっと的中大作戦」のときは、厳しいんじゃない?と言い切ってしまいましたが(収録終了後の抽選会にて)、そのあと考え直しました。本命にしていた稲富ちゃん、ゴメンナサイ(^^ゞ
いやしかし、昨年がハッピースプリント→サミットストーンで、一昨年がサミットストーン→グランディオーソ→トーセンアレスとなった浦和記念なのに、今年は南関東勢が上位に食い込むのはどうかなあというのはちょっとねえ。たぶん勝島王冠に出るあの馬とかあの馬とか、ここでも勝負になるような気がするんですけど。
個人的な考えとして、競走馬は強い相手と戦わないとレベルアップしないと思うんですよ。そういう意味でも南関所属のA1クラスの馬が、ダートグレードレースにもっと出てほしいんですよね……。
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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