「オークスを観に行ってきました」
2017/6/12
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しかしながら、この上位3頭のなかには日本がらみの馬が2頭も入っていたのです。
まず優勝馬のチェジュエハヌル(済州の空)は、馬主さんが日本人。韓国に現地法人を持っている社長さんだそうで、その縁から日本に続いて韓国でも馬主資格を取ったとのこと。韓国ではこの世代が最初で、セリで買った2頭のうちの1頭が重賞を制覇したのですから、かなりの強運の持ち主です。
そして3着のトクビョルスター(特別スター)。こちらは父がエアシェイディ。有馬記念で2年連続3着に入った活躍馬ですが、ダートでの出走は1回もナシ。おととし、ソウル郊外の牧場にエアシェイディを見に行きましたが、アメリカ血統がハバをきかせている韓国競馬界でどうかなあ、というのが個人的な印象でした。
それが最低人気でのビックリ3着とはいえ、結果を残せたのだからめでたし!これからも活躍馬を送り出してくれることを期待したいものです。
(エアシェイディ産駒のトクビョルスター)
それから天皇賞(春)を優勝したイングランディーレの産駒が2頭出走。こちらは8着と14着に敗れましたが、産駒数がそれほど多くないだけに、重賞に2頭も出走したのは立派なこと。これが今後の評価につながることを期待したいものです。
いやしかし、こういうレースは展開ひとつで結果が変わりますなあ。早め先頭から押し切ろうとした3番人気のブライトスターの外から、道中は後方2〜3番手にいたチェジュイハヌルが直線一気。そして馬群のなかで脚をためて、直線は内からジワジワ伸びたトクビョルスター。
レース映像を見ても、上位に来た馬はコースロスが比較的すくないという印象がありました。あとはその馬に底力があるかどうか。もちろん、その日のコンディションがどうかという点も重要。
そういったところを再確認して、関東オークスがどういう形で進んでいくかと想像すると……
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