「熱中症にはご注意を!」
2017/8/9
7月最後の日曜日、久しぶりに熱中症にかかってしまいました。
私が倒れた現場は、北海道浦河町にある「軽種馬育成調教センター」。正式名称ではあまり紹介されていなくて「浦河のBTC」という略称のほうがメジャーになっている感じがありますが、そこで同時に開催された「シンザンフェスティバル」と「浦河競馬祭」のイベント中に、熱中症になってしまったのです。
当日の天候は晴れ。早朝の気温は20度くらいで霧がかかっている状況でしたが、午前11時頃の気温は28度。朝から浦河競馬祭に出走するポニーやら在来種やらを取材したり、馬に乗ったりしてと楽しく過ごしていまして、その流れで第5レースの「OBレース」に出走することになったのです。
このレースは早い話が「100m走」。BTCのダートコースを人間が走る一発勝負なのですが、出走22名の大半がいわゆる肉体労働者。そりゃ勝てるわけないっすよ〜
となげいても、立場的に出ないわけにはいかぬ雰囲気。というわけで走りましたよ、砂厚が9pのダートコースを。靴だとすべりそうなのでハダシでGO!
と、馬場に入る前に靴を脱いでいたら発走地点への到着が遅れて、2列目からのスタートになってしまいました。昭和20年代の日本ダービーかっ!
というわけでスタートの時点ですでに出遅れ。でも老体にムチを打ってがんばりましたよ。後方からジワジワと差し脚を発揮して、たぶん11着か12着でゴール。意外と走りやすい馬場でした。
レース後は参加者とワイワイ話しながらスタート地点に戻り、靴を履いてその次の「純血種」のレースを観戦……
というところで、起き上がれなくなってしまったのです。気持ち悪いのだけれど吐けないみたいな状況。クルマに戻って冷房をかけて……と思ったのですが、駐車場まで歩けないという状況。すぐ近くに本部席のテントがあったので、そこの空いていた椅子に倒れ込んでしまいました。
(北海道の夏は昼が暑いんです)
でも、自分としては対処方法がわかっていたので、大丈夫かなと判断。その方法とは、ひたすら机に突っ伏して日陰で体を動かさないこと。体が冷えてくれば回復するので、30分ほどで元通りになりました。
しかし周りの人には心配をかけてしまったようですね。こちらは「体が冷えれば大丈夫」と何回も言ったのですが、なかなか信じてもらえなくて。といっても逆の立場だったら「この人、死ぬんじゃないか」と思えるような状況だったのでしょうが……
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