「熱中症にはご注意を!」
2017/8/9
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私は会社員時代、医療機器に関する業務にもかかわっていまして、そこで運動データなどを取って身体データとの相関関係を調べたことがあるんです。
そこで得られた知見のひとつには、「短時間の運動をしたときの脈拍数は、運動を終了後、ある程度の時間をおいてから上昇する」
そうなんです。熱中症にかかった私はまさにその状況。「さっきまで元気だったのに急にぐったり」となったのは、それが原因だったのです。
加えて私は体温調節がヘタという体質。というわけで体内に熱を蓄積してしまったわけですね。言うなれば血液沸騰状態。
しかしながらそれが度を超すと、臓器不全につながる可能性が高くなりますから、やはり炎天下の運動には要注意。普段から適度に運動して心肺機能を強化していれば、こんなことにはならないのですが。
その点、競走馬も騎手も運動選手ですから、熱中症への心配はそれほど必要がなさそう。しかしそれも過ぎたるは及ばざるがごとしで、調教が夜中や早朝に行われているように、競走馬はとくに暑さが敵というところがあるのは確かです。
競走馬は大きいですから、それを動かすためのエネルギーがたくさん必要。ということで、夏場は相対的に小柄な馬のほうが動けるようです。学生のとき、体重120sの人を連れてハイキングに出かけたら、10分もしないうちに全身汗だくで、顔を真っ赤にして背中から湯気を出していたことが思い出されます。マラソン選手も小柄な人が多いですよね。
ただ、ダート競馬だと小柄=パワー不足になるケースがあるのが悩みどころ。でも夏競馬に限っては、大型馬の凡走&小型馬の激走に気をつける必要があるのではないかしら?
ということを自分自身の熱中症で感じた2017年の夏でありました。もうちょっと体重を落とそうっと……
(草競馬にはカキツバタロイヤルが出走)
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