「サンクルー競馬場で学んだこと」
2017/10/2
今回の「南関道中膝栗毛」はフランスのパリの近くの街で作成しております。
いろいろとご縁をいただいたことをきっかけにしてフランスに行くことにしたのですが、インドより西に行くのが22年ぶり2回目なので、到着直後のアウェー感はかなりのもの。フランスの雰囲気をつかむまで時間がかかってしまいました。
その22年前はフランスとイギリスに行ったのですが、フランスは朝5時にパリの空港に到着して9時のロンドン行き特急列車に乗ったので、パリ滞在はたったの4時間でした。
インターネットもなく、クレジットカードが使える施設も限られていた時代に初めてパリに足を踏み入れた若かった頃の私。そんなワクワクドキドキ状態でパリ北駅行きの電車に乗ったら、途中の駅からでっかいドーベルマンを連れたおっさんが乗ってきたんですよ。早朝の電車だから客は数人。もうね、ここで身ぐるみ剥がされるなと思いましたね。勝ち目ないですもん。
でもドーベルマンおやじはおとなしく数駅先で下車してくれたので、私は無傷で助かりました。という洗礼を受けてイギリスに脱出しましたが、旅行自体は楽しかったですよ。宿はすべて当日手配というのも、アドベンチャーっぽくて面白い経験でした。
それと比較すると、今は旅行するのが本当に楽ですね!
しかしながら、そのおっかない記憶は多少なりとも残っているわけで、東南アジアでは真夜中でもプラプラしている私ですが、フランスでは日が暮れたら室内に入ることを心がけております。でもそこは自称「激安旅行評論家」。空港から1泊目の宿までは、ショッピングモール行きの無料バス+徒歩15分で、お金をかけずに行きましたぜ!
その翌日、つまり先週の金曜日はサンクルー競馬場に突撃。名前はよく知られている競馬場ではありますが、スタンドがとても小さくてビックリ。浦和の半分もなくて、門別よりすこし大きいかなという感じですよ。エルコンドルパサーがG1を勝った競馬場がこんな規模というのには、ちょっと意表を突かれました。
(サンクルー競馬場の客エリアはガラガラ)
でも、場内に入ると「これでも大きいかな」という感じ。ざっと見たところ、馬券おやじは100人程度。それよりも明らかに多い人数がスーツを着て、ハイソサエティなエリアでワイヤイガヤガヤとやっていました。
次のページへ
Copyright.SPAT4 PREMIUM POINT . All Rights Reserved.