「現地観戦で思い出作り」
2017/12/26
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見た目はギッシリに見えますね。この写真は2階のベランダ(一般席)の最前列から撮ったものですが、じつは有馬記念のパドックが始まったときの私の位置は人垣のいちばん後ろだったのです。しかしパドック周回中に私の前にいた人が1分に1人くらいスタンド内へと戻っていくので、10分程度で最前列まで行けてしまったのです。
10年くらい前ならばスシ詰め状態で、途中で脱出するなんてとても無理だったはず。そこだけを捉えても、人と人との間隔が以前よりは広くなった感じがします。
そんなわけで、レース前に観戦場所を求めて4コーナー方向に行くときもスタンド内の人影はまばら。昔ならば外で見ることをあきらめた人たちがたくさん地ベタに座っていたのですから、そこでも「すいてるなあ〜」と感じざるをえませんでした。
レースは結局、4コーナーの芝スタンドの端っこで観戦。レース後にスタンドに戻って勝利ジョッキーインタビューを聞けば「9万5千人以上のファンが……」とアナウンサー。それを聞いた瞬間、「少なっ!」と、一緒にいたベテラン競馬ファンとハモってしまいました。
最終的には10万人を超えたようですが、それが世の中の趨勢なんでしょうか。そういえば今年はグループでつるんでいる若者をあまり見なかった気がします。それでも売上は微減だったとのこと。どこにいても馬券が買えるようになった現代ですから、ライヴにこだわる私が時代遅れなのかもしれません。
とはいえ、ライヴのほうが記憶に残るのは確か。レース自体はテレビのほうがよく見えますが、でもそれはリアルタイムでなくても大丈夫なので、やっぱり現場ならではの空気を感じたいと思うんですよね。2017年の有馬記念は、キタサンブラックの引退式とその後に見たイルミネーションが思い出になりました。
(中山競馬場のイルミネーション)
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