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コラム
「ヤングジョッキーズシリーズ」
2017/12/29
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第1戦は、速い流れについていけなかった馬たちが上位に入線。前が止まったことで浮上したという、完全なタナボタでした。

第2戦はダート1800m。大井で勝利を挙げた臼井騎手と保園騎手は「今の得点状況ってどんな感じですか」と、気になっている様子。しかし検量室前に陣取るマスコミ陣は「次の結果次第」としか答えられませんでした。しかも第1戦で1着だった荻野騎手と2着だった横山武史騎手が第2戦で乗る馬は、単勝1番人気と2番人気。「荻野騎手に勝たれたら終わりですよね」と、臼井騎手は心配していました。

そういう思惑も含めてのレースは淀みなく流れ、またしても後方からの馬が上位に来やすい展開になり、道中は後方だった馬が1着と2着。そのなかで3番手からレースを進めて3着に粘り込んだ川崎の中越琉世騎手は、いい騎乗をしたなあと思いました。しかし中越騎手は、「いえいえ、反省ばかりです。コースロスもありましたし……」と、満足していない様子。ならばこの経験が今後の糧になることでしょう。

このようないわゆる「ジョッキーレース」で好成績を収めるためには、運がいいかどうかも大きな要素。その意味で最も「持っていた」騎手は、間違いなく船橋の臼井健太郎騎手でしょう。

大井の第1戦で断然人気の馬が当たったクジ運、そして中山では第1戦も第2戦も力量的に劣勢という馬を流れに乗せて7着、4着に連れてこられた運。そして最終的に、わずか1ポイント差で優勝をつかんだという運。

仮に、どれか1レースで着順が1つ悪かったら、または第2戦で僅差2着だった岩崎翼騎手が差し切っていたら、優勝できてなかったのですから。

表彰式で田中将大選手から花束を受け取る臼井騎手
(表彰式で田中将大選手から花束を受け取る臼井騎手)

そう考えると、本当に“運"。臼井騎手はこれを単なる確率変動で終わらせず、“常に持っている男"として活躍してくれることを期待したいものです。

しかしいつも心にしていることですが、競馬に必要なものは“運"と“縁"。どれだけ実力があっても、その2つが欠けると実績を残すことはできません。

波乱の歴史がある年末の牝馬重賞2連戦も「その時の運」を持っていそうな馬に注目したいもの。といっても、それが分かれば苦労はしないんですけどね……。

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