「ヘロヘロです」
2018/6/18
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その後もひたすらスパルタ攻撃で競馬場を巡っているものですから、もう数日前の記憶さえあやふや。そんなわけで日曜日は高知競馬場に突撃です。
日曜日の高知競馬場のメインレースは「高知優駿」。別名が“黒潮ダービー"となっておりまして、昨年からは地方全国交流という条件に。そして1着賞金が500万円に増額されました。
つい6年前、2012年の高知優駿は、1着賞金が27万円。ダービーを勝って27万円ですよ!
ですから、その当時のダービージョッキーに授与される進上金は、賞金の5%なので1万3500円。ダービーはホースマンの夢とはよく聞きますし、お金がすべてではないことは承知していますけれども、でもそれじゃあちょっとねえ……。
(高知競馬場)
そういう数字が設定されていたのは、馬券売上額が低かったことがすべての原因。そのなかで高知競馬のホースマンたちのモチベーションが、よく崩壊しなかったものだと思います。いや、なかには競馬業界を去った人もいたとは思いますが。
たしか2013年の秋、高知競馬場で取材をして、最終レース後にその日に行われた重賞を制した騎手を含めた何人かで食事に出かけたのですが、その優勝騎手が「あ、そういえばオレって今日、重賞を勝ったんだった」と口にしたのです。ちなみにその重賞レースの1着賞金は40万円。南関東の最下級、C3の1着賞金の半分でした。
それがここ数年は一気に上昇。ある騎手に聞くと「ぼくたちよりも、厩務員さんたちの目の色が変わったように思いますね」とのことでした。なるほど、一所懸命に仕事をすることに対する見返りが大きくなるのなら、そりゃヤル気も出ますよね。
(昨年開業の高知・中西達也厩舎)
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