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コラム
「騎手の重要さを再認識!?」 1/3頁
2018/7/30

ただいま北海道に滞在しておりまして、いろいろな場所を見学中。これまで北海道にはわりと来ているほうだと思っていたのですが、まったく知らなかったことがたくさんありまして、“人生老い易く学成り難し"を実感しているところであります。

そんななか、とある牧場で聞いた、大ベテランのスタッフの話は衝撃的でしたね。昭和40年あたりまでは、北海道への集団就職というシステムがあったそうなんですよ。

高度成長期に地方の学生が“集団就職"で大量に東京に来た、というのは有名な話。上野駅に到着した列車から学生服を着た若者がゾロゾロと降りてくるニュース映像が頭に浮かびます。

しかし、東京と逆方向に向かうケースもあったとは!

その話をしてくれた人は秋田県出身。農家だと長男以外は家業を継ぐことができないことが多く、そうなると中学または高校を出たあとは自力勝負。その選択肢のひとつとして、北海道の牧場があったそうなのです。

その人は、とある牧場が開設した研修所に30名ほどの同世代とともに入所して、牧場で働くためのノウハウを得たとのこと。実家から列車に揺られ、青函連絡船を経て函館からまた列車に乗り、苫小牧から国鉄日高本線という道のりですから、おそらく出発してから24時間以上。今みたいに“検索"ができない時代ですから、まさに地の果てに向かうという道中は不安だったことでしょう。


鹿が大量に放牧中
(鹿が大量に放牧中)

そして連れていかれた「研修所」は、まさに地の果て。宿舎と3度の食事は完備されていたそうですが、月の給与というかお小遣いは3千円ほど。「バスで街まで行くと片道10円」だったとのことなので、待遇がよかったのかどうかについては微妙なところです。山の中ですから娯楽も乏しい状況で、休みは月に3日程度。そういった日々を乗り越えたその人は70歳近くになった現在でも牧場作業を続けていますから、『若い頃の苦労は買ってでもしろ』という言葉が実感できました。

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