「大幅馬体減から学んだこと」 2/3頁
2018/8/27
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先月、園田競馬場で行われた兵庫サマークイーン賞では、高知から遠征のディアマルコがマイナス18kgで快勝。ただ、それは前走の地元戦が余裕ある体つきだっただけで、昨年の兵庫サマークイーン賞と比べれば2kg増でした。ジュエルクイーンも同じで、昨年のビューチフルドリーマーカップとの比較は2kg増。このレースの3連覇はすべて、496〜500kgの範囲におさまっているのです。
それをちゃんと把握していれば、SPAT4にログインまでしておいて、しかし買うのをやめる必要はなかったんじゃないか、というのが現在の心境。これからはマイナス体重を過剰に不安視するのは止めようと思います。
というか、私のような体脂肪も水分も多い体つきと、アスリートであるサラブレッドを同列で考えることがそもそもの間違いなんですよね。
アスリートは本番に向かって体を絞り込んでいくのが本能ですが、デブの急激なダイエットは体に毒になることも。それにサラブレッドはライオンに襲われたときの対処方法が“逃げる"の一択ですから、そういう緊張感がある場面に遭遇するとお尻からボトボトと体内にある不要物を落として体を軽くするDNAが刻まれているように思うんです。
ならば体重減はむしろポジティブな材料として考えるべき。ちなみにかなり昔にJRAの某厩舎にて、体重が500kgの馬の1回分のウ○コの重さを量ってみたところ、1.6kgありました。てことは、たとえばパドックで2kg減と表示されていた馬を「絞れた」と思うのも間違いではないかと?
ただ、この件は上でも書いたとおり、重賞クラスでの話かなと思います。一般戦でコンスタントに出走している馬がガッツリと体重を減らしていたら、これは体調がイマイチなのではと疑うべきでしょう。
そう考えると、今年のビューチフルドリーマーカップは馬券的妙味があったといえそう。どう考えても力量的に上の2頭がワンツーを決めて、それで1.3倍もついたのだから。
とはいえ、このあたりは「モノは考えよう」で、“そのオッズなら回避"するのも判断としては正解ですし、“銀行の金利を考えたらメチャつくやんけ"と考えるのも正解。その都度その都度の判断には瞬発力が必要ですが、的確に判断するためには経験値も必要。個人としては、今年のビューチフルドリーマーカップでひと回り大きくなれたような気がします。てゆーか、アンタ馬券を買い始めて何年たってんのよ……
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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