「マリーンカップからの考察」 3/3頁
2019/4/15
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そこで活用し始めたのが、シニア世代。定年後のオジサンなどからの応募が増えたようで、パーク内を歩いての印象は、以前よりもアルバイトの平均年齢が上がったように感じます。私が某アトラクションにいたころは、アルバイト歴20年というオジサン1人以外はみんな10代か20代だったんですけど。
でもそうやって変えていかないと厳しくなると思うんです。厩務員さんも馬房掃除をアウトソーシングできれば、誰か1人が遠征に出てもカバーできる余裕が出ます。有給休暇も取りやすくなるでしょう。預託料は上がるかもしれませんが、そこは馬主さんも理解してくれるでしょう。となると、ある程度の馬房数がある厩舎のほうが有利。今後はさらにリーディング上位の厩舎による勝ち星の寡占化が進むかも?
そういう状況ではありますが、ホースマンの皆さまにおかれましてはチャレンジする気持ちを忘れないでいただきたいなと思います。そして関係機関のみなさまには、それを支える仕組みの整備を進めていただきたいものです。
(「POGの達人」の編集現場も人手不足が顕著)
しかしまあ、今年のマリーンカップのメンバーなら、たとえば高知のディアマルコが出てきたらソコソコの人気になったはず。そういうメンバー構成なら、攻める予想でもOK牧場?
◎6.ラーゴブルー
○8.リエノテソーロ
▲7.アイアンテーラー
△3.オウケンビリーヴ
昨年12月のクイーン賞ではアイアンテーラーが逃げ切りましたが、今回は距離が1600m。スタート直後のペースは速くなりがちで、とにかく前に行きたいチークスがいることで、アイアンテーラーは前半に少し無理をすることになると予想。
そこをマークしながら進められるラーゴブルーが有利とみて、中心に据えます。リエノテソーロは最近2戦が度外視可能で、休み明けで大野騎手と初コンビでも首位争いに期待。アイアンテーラーは3番手にして、距離に不安があるオウケンビリーヴを押さえておきます。
というわけで、マリーンカップはこの4頭に集約。でも、挙げた4頭とも前走が2か月以上前ですから、ここはやっぱりボックスで!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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