「基本と応用」 1/3頁
2019/5/6
高校生のとき、よくつるんでいた同じクラスのヤツと、こんなことを言い合っていました。
「おめえは基本がなっていないのに、応用に行こうとするからダメなんだ」
「おめえは基本がまあまあでも、そこから先がひとつもできてねえじゃねーか」
まあ、バカ同士の罵り合いなんですが、それはともかく“基本があってこその応用"というのはまちがいないところでしょう。
その高校は中山競馬場から徒歩30分くらいの場所にあったために、同じクラスの数名が馬券を買いに行って停学を食らうという事案が発生しましたが、
その当時の私は公営ギャンブルに対してまったく興味なし。
しかし20歳の秋にウインズ後楽園で馬券デビューを果たしてからというもの、まっさかさまに堕ちてデザイアーといったところでございます。テヘッ。
ちなみに初めて買った馬券は、福島競馬の単勝と枠連。
そう、私に競馬=馬券を教えたヤツからは「まずは単勝を買うのが基本だ」と言われました。
勝つであろう馬を決めてから2着を選べと。
それ以来、基本的に「軸と相手」という概念で競馬活動を続けてきたわけですが、最近はご存じのとおり、それをまるで無視した「流すな、ボックス」という標語を記した旗の下で取り組んでおります。
でもやっぱり馬券の基本は「単勝」だとは思うんですよ。それでも実戦になると話は別で、あまたの試行錯誤の結果、前記の標語にたどりついたわけです。
その「たどりついた」要因は、たくさんの悔しい結果を経験したことが原動力。さらに自分が馬に乗るようになってわかったこと、たくさんの騎手や調教師をインタビューし、牧場や育成場の取材を経て知ったことも加わっているわけです。陳腐な表現ですが「競馬に絶対はない」と。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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