2026 Dirt Triple Crown

2025.11.12 大井 1,600mハイセイコー記念(SI)【1着馬】全日本2歳優駿 出走権付与

2024年優勝馬 スマイルマンボ号

2024年優勝馬 スマイルマンボ号

Road to 全日本2歳優駿

Road to 全日本2歳優駿

ハイセイコー記念とは

南関東所属馬のみで行われる2歳重賞。
2020年からは「SI」に昇格し、まさしく南関東の2歳チャンピオンを決する一戦となった。

また、本競走の1着馬には「全日本2歳優駿(JpnI)」の優先出走権が付与される。
2歳ダートの頂上決戦に向け、今年もハイセイコー記念には南関東の有力馬が集結してくるだろう。

直近では、2020年優勝馬アランバローズが「全日本2歳優駿」、翌年の「東京ダービー(旧SI)」を制している。
また、2022年優勝馬マンダリンヒーローが「サンタアニタダービー(USA・GI)」で僅差の2着と歴史的快挙を達成している。

未来のスターホース候補生の誕生にぜひともご期待頂きたい!

予想<ケイシュウNEWS・海野秀徳>

日本中を熱狂の渦に巻き込んだと言っても過言ではない「元祖アイドルホース」ハイセイコー。
その名が冠せられたこの競走はまごうことなき出世レース。
過去には全日本2歳優駿を制したアランバローズ、さきたま杯を制したソルテなど後の重賞馬も多くがこの競走を制している。
今年も未来への飛躍を誓う16頭がエントリー。熱き戦いが展開されそうだ。

◎12.ゼーロス
6月の新馬戦(1,400メートル)を快勝すると、続く1か月後の2歳一・二組を好タイムで連勝。
休養を挟んで挑んだ前走鎌倉記念では初の左回りに戸惑ったのか1コーナーで膨らんだ上にレースが動いても反応できず、
更に3コーナーでもスムーズさを欠くなどロスの多い競馬。
それでも最後は差を詰めて3着に追い上げた点からも地力とスケールの大きさを改めて印象付けた。
今回は地元では初となる内回り1,600メートルが舞台となるが、
前走で小回りの川崎コースを経験したことが大きな糧となるはず。
スムーズに立ち回れれば問題はない。

父ダノンレジェンドは主に1,400メートル以下で活躍したスプリンターだが、
産駒には昨年のアンタレスSを制したミッキーヌチバナや大井記念など重賞3勝を挙げたサヨノネイチヤなど、
主にマイル~中距離で実績を残している。
先月行われた埼玉新聞栄冠賞で2着に粘ったツーシャドーのように先行して渋太いタイプが多いのもこの産駒の特徴。

母系の祖は米国の名門ファミリー・ワイルドウック(Wildwook)。
一族にはドバイシーマクラシックを制したホークビルや、ブリーダーズカップマイルの覇者コジーン(Cozzene)、
更にはマイルチャンピオンシップを制したブルーメンブラットなどが名を連ねる。
スタミナとスピードを兼備した配合で、マイル戦は歓迎と言える。
血統・内容ともに死角は見当たらず、これまでのレースぶりからも成長力とスケールも十分。
更に今回は外目の枠を引いてスムーズに先行できそうな並びも追い風となる。
初の重賞タイトル獲得へ絶好のチャンスで中心視したい。

〇10.ゴーバディ
今年最初の大井競馬場で行われた2歳重賞のゴールドジュニアを制したこの馬が逆転候補の筆頭格。
デビュー2戦目で勝利を挙げ勢いそのままに臨んだ8月のフレッシュスター特別(1,400メートル)では、
1分26秒1という珪砂入れ替え後の2歳戦としては最速タイムをマークし7馬身差の圧勝。
続くゴールドジュニアでも好位から抜け出して接戦をモノにして、鞍上の吉井章騎手とともに重賞初勝利。
スピードと勝負根性の両面を兼ね備えている点がこの馬の強味。

父マテラスカイは祖父スパイツタウン譲りの高いスピード能力を産駒に伝えるタイプで、
JRA・地方を問わず1,200メートル以下での好走例が多い。
それゆえ距離延長には一抹の不安が残るが、母系はマイルでの適性が高い。
母ゴーフューチャーは2戦目で船橋1,500メートル戦を勝利、
祖母マサノミネルバも旭川1,600メートル時代のエーデルワイス賞を勝利している。
この血統構成なら控える競馬にも対応可能で、展開次第では差す形になっても力を発揮できるはず。

▲1.ドキドキ
能力試験で50秒3を記録し注目されたデビュー戦は不良馬場で砂を被り、気難しさが顔を覗かせて大敗。
その後は戦法を先行策にモデルチェンジ。以降は1・2・1・2着と安定した走りを見せている。
前走のゴールドジュニアでは道中チリンドリベントに終始マークされる厳しい展開の中、
最後まで粘り通して勝ち馬ゴーバディと0.2秒差。
着差以上に中身の濃い競馬で、距離への不安を感じさせない内容だった。
逃げ・先行が持ち味のこの馬にとって1枠に入ったのも好材料。
牡馬にしては細身のタイプで馬体の成長がカギになるが、自分のリズムで運べれば粘り込める力関係。

祖母レディルージュはJRAのダート1,000メートルで新馬勝ちを飾り、芝のスプリント重賞でも度々上位を賑わせたスピード馬。
ただし、芝1,600メートルの1勝クラス(当時500万下)でも勝利しており、マイルまで対応できるスタミナも秘めていた。
父モーニンはフェブラリーステークスを含む重賞3勝を挙げたマイラーで、
産駒には昨年の雲取賞(1,800メートル)を制したブルーサンがいるなど、中距離にも適性を示すタイプが多い。
この血統背景から見てもマイル戦はむしろベストに近い条件と言えそう。

△8.バーバリオン
新馬戦では先述のゴーバディを撃破して鮮烈なデビューV。
休養明けとなった前走はデンテブリランテの後塵を拝したものの、約4か月ぶりの実戦で馬体重はプラス10キロ。
更に道中で気難しさを見せながらも最後まで脚を使っており、内容としては十分に評価できるレースだった。
叩き2戦目の今回は確実な上積みが見込める。

血統面からも奥深さがあり侮れない。
全姉リオンダリーナはスプリント戦を中心に活躍しつつ、1,400メートルの園田プリンセスCを制しておりスピードと持続力を兼備。
叔父テイエムマグマはJRAでダート1,800メートルを3勝するなど、母系は距離の融通が利く柔軟性を持っている。
スピード型ながら距離延長にも対応できる血統構成で、叩き良化タイプなら今回は前進可能で注意が必要な存在。

△5.ポッドフェスタ
休み休みの出走ながらここまでデビュー2連勝で当舞台へ駒を進めてきた。
前走は不良馬場の1,600メートル戦で逃げ切り勝ち。直線で並ばれてからもうひと伸びする二段加速を見せ、着差以上に力強い内容。
時計こそ平凡に映るが、まだ底を見せていない印象で重賞でも通用の下地はある。

母系は勝負根性の強さが特徴で、
近親にはスプリンターズステークスを制した快速馬カレンチャン、クイーン賞を制したテリオスベルなど個性豊かな活躍馬が並ぶ。
スピードとタフな持続力を兼ね備えた血筋だ。
父デクラレーションオブウォーは昨年のこのレースを制したスマイルマンボを輩出しており、
舞台適性の高さを裏付ける血統背景と言えるだろう。
伸びシロを多分に残しており、重賞の舞台で秘めたる個性が発揮されれば主役候補になりえる。

△14.キングパッション
前回開催でデビュー勝ち、そこから今回即重賞挑戦となった注目の超新星。
新馬戦の勝ち時計1分42秒8はメンバー中トップタイムで素質の高さは確か。
多頭数での競馬は初めてとなるが、前走に続いて外枠を引いてスムーズに運べそうなら心配は少ない。

母系はダート適性に優れた血統。
半姉グロリオーソは浦和の桜花賞2着など南関の3歳牝馬路線で活躍。
近親には佐賀記念を制したメイショウフンジンなどが名を連ねる、スタミナと粘りを備えた一族。
父ホッコータルマエはヒーローコール、ナイトオブファイアなど中距離路線で結果を残す産駒を多く送り出しており、
前に行きたいタイプが揃った今回は父譲りの持久力が生きる展開になるかもしれない。
デビュー2戦目での重賞制覇となれば、ハイセイコー記念となった2001年以降は初となる快挙。
スケール感あふれる走りでその扉をこじ開ける可能性は十分にある。

△4.ロウリュ
デビューから4戦連続で2着と歯痒い惜敗が続いたが、
時計的には勝ってもおかしくない水準で相手関係や展開の影響が大きかった印象。
前走は距離を1,700メートルに延ばしてついに勝利を掴んだ。
ややズブさを見せる場面もあったが、抜け出してから後続の猛追を凌いだ勝負強さは魅力。

大井縁の母系でコース適性の高さは折り紙付き。
母ベストパートナーは同じく森下厩舎に在籍し、4戦3勝を挙げた素質馬。
祖母ニジノムコウは大井で8勝(1,200メートル7勝+1,400メートル1勝)、
叔母ドリーミーライフも1,600メートルで2勝をマークするなど“大井巧者"が揃っている。
父ミスターメロディは現役時代スプリンターとして高いスピードを誇ったが、
産駒はマイルまで幅広く対応。実績からも距離に不安はない。
惜敗続きで磨かれた勝負根性と初勝利で掴んだ勢いをそのままに重賞の舞台でも好勝負を演じる可能性を秘めている。

YouTube予想

データ分析

~南関重賞を解く~ 南関データ分析

参考レース

レース後分析<ケイシュウNEWS・取材部>

★当日の馬場状態・馬場傾向
当日は逃げ~2・3番手で運んだ馬が7勝、2着5回と終日先行勢が活躍。
但し、後半には好位~外差し勢の台頭も随所に見られ、内外もフラットな各馬が力を出せる馬場傾向でした。

★地元トラックマンによる舞台ジャッジ
大井の1,600mは3~4コーナーで内回りを使用。
勝負処でのコーナーリングで器用さが求められる上、内回りは4コーナーからゴールまでの直線が286mと外回りと違い100m短い。
また、1コーナーで外を回されると厳しくなるので、前半はできるだけロスなく回りたい。
ペース次第ではあるが、直線一気の追い込みは決まりづらく、逃げ・先行馬が比較的残り易い傾向。
中団から運ぶ馬も3~4コーナーで早目に動く必要がある。

★レース回顧
2ハロン目が11秒7とラップが上がったが、すぐにペースが落ち着き前半3ハロン37秒1の平均ペース。
内枠を利してドキドキの逃げ。人気の一角ゴーバディも外3番手で積極的な競馬。

ゼーロスは若干若さを見せつつも、外々を通るコーナーリング。向正面ではゴーバディの後ろでいつでも動ける態勢。
3~4コーナーでゴーバディが押し上げて行く処について行き4コーナー先頭。
直線で1頭になると内にササっていたが、見た目には余裕ある勝ちっぷり。
勝ち時計1分41秒4は近2年の時計を約1秒上回る好時計。

★各馬の評価・次走狙い馬
1着ゼーロス【本領発揮】
ブリンカー着用。馬体の造り良く気合乗り良好。走りそうな雰囲気を感じるパドック周回。

右回りの今回は1コーナーで多少若さを見せつつの周回だったが、先行集団の後ろで外目を大事に追走。
川崎の時とは違い、コーナーで大きく膨れることもなく道中はゴーバディの後ろでいつでも動ける態勢。
勝負処の反応も良く4コーナー先頭。抜け出してから内にササり気味だったが、見た目には余裕を感じる走り。
荒削りな面は残しているが、ゴール前の手応えからも相手がいればまだまだ伸びていたはず。
勝ち時計も近2年と比べ1秒以上速く内容は濃かった。

『鎌倉記念からここまでの間にスタッフがうまく立て直してくれた。
ブリンカーを着けてハミを替えたこともあり、多少の若さは見せていたが、川崎のようなことはなかった。
レース自体も外々を余裕をもったコーナーリングであの勝ちっぷり。
力をしっかり発揮できれば、やっぱりゼーロスは強いなと先々が楽しみになった。
次走は未定だが、今後はダートグレードのタイトルを獲れるように頑張っていきたい』と荒山調教師。

現状は左回りに課題を残して全日本2歳優駿へ進むかは微妙だが、
来年大井で行われる雲取賞や京浜盃でJRA勢相手にどんな走りを見せるか楽しみにしたい。

2着ポッドフェスタ【時計優秀】
新馬から約2ヵ月間隔で使われている馬。
前走から馬体増だったが、パドックで周回する姿から重目感はなさそう。馬体の完成はもう少し先の印象。

レースは内枠からスタートを決めてインコースを走っていたが、前半は砂を被って頭が高くなるシーン。
3コーナーから鞍上が追って進出。4コーナー手前では外に持ち出せる態勢を作って直線へ。
ゼーロスには離されたが、持ち時計を3秒以上更新しての2着は立派。
例年なら優に勝っている走りだが、相手が悪かったとしか言いようがない。

『初めて強いメンバーとの対戦だったので、やってみないと分からない部分はあったし、
キャリア2戦で経験不足かなと思っていましたが、時計を一気に詰めてくれて、良く頑張ってくれました。
持っている能力はありますし、素質がある。先々が楽しみです。
使いつつ伸びていきそうな雰囲気があるし、距離を延ばしても良さそうなタイプ。
1,800mや2,000mもいいと思いますよ。徐々に距離を延ばして経験とともに成長してくれれば。
今のところ今後は未定です』と的場調教師。

来年はタイトルを狙える存在に成長していって欲しい1頭。

3着ロウリュ【崩れない】
チーク着用。パドックの外目を活気良く周回して、雰囲気は良好。

いいスタートとは言えず中団後ろからの競馬となったが、無理に押し上げることはせず3~4コーナー中間あたりからスパート開始。
直線は大外から脚を伸ばして3着。マークした上がりタイムはメンバー中で最速だった。

『スタートが思ったほど上手く決まらず、少し後ろからになってしまった。
本来スタート決まれば好位で先行集団を見ながら競馬できればと思っていましたが、少し後ろになってしまったのは痛かったです。
吉原騎手もそこで切り替えて馬のリズムをキープして、リズム重視で乗ってきてくれて終いの脚に賭ける競馬をしてくれた。
3~4コーナーから外に出すまで捌くのに少し手間取った部分もあった。そういう面では苦しい競馬だったと思う。
苦しい展開の中でもシッカリ脚を使って能力は出してきてくれたと思います。その辺は流石だなと思いました。
吉原騎手は「距離が延びて更に良さそう」と言ってくれています。
外回りの1,700mで良い競馬をしているのは確認できているので、
1,800mで「このメンバーなら勝負になるのでは?」と吉原騎手は言ってくれました。
この馬はまだまだ未完成ですし、外回りの競馬、スタート五分の競馬で力を出し切れたら、
勝った馬とそこまで遜色ない感触を持てたので、負けて強しの内容だったのかなと思いました。
休養に出して、次走は雲取賞を予定しています。
流動的ですが、ポイントを取れればサンタアニタダービーも視野に入っています。
3歳以降も良くなる余地がある馬です。個人的には祖母と母馬が厩舎にいた縁の血統で思い入れがありますし、
子供に携われることは調教師冥利に尽きるというか、ありがたいことだと思っています』と森下調教師。

デビューから6戦全て馬券圏内。
良くも悪くも相手なりの面はあるが1,700mで勝ち星があり、今後は距離を延ばしても対応できそう。
休養期間を経ての復帰戦も注目したい。

4着プロローク【先々楽しみ】
少し線は細いが、パドックの雰囲気からは一連のデキを維持している印象だった。

内枠から五分のスタートで中団のインコース。
2着ポッドフェスタの後ろで勝負処から追い通しだったが、直線で外目に持ち出してからも渋太く伸びて4着。

『澤調教師からは中団くらいで競馬するように指示がありました。
ポッドフェスタのポジションを結果的には取りにいっても良かったかもしれないと感じています。
騎乗していた笹川騎手から「操作が難しい」と聞いていましたが、
思ったよりレースは乗りやすくてテン乗りだった分、少し構えてしまった処はあります。
でも、凄く良い競馬をしたと思います。
道中の運びは良かったですが、今の体型的だと大井の内回りだと3~4コーナーでモタついてしまい、
ついていけないところがありました。内回りより外回りの方が現状は良いと思います。
まだ線が細いですし、もう少し馬体に厚みが出てくるとシッカリ走れると思います。
スピード系ではないので、距離は延びた方が良さそうです。競馬は凄く器用で上手。そこがこの馬の強みだと思います。
2歳とは思えないレースセンスがあり、性格はドッシリしていて肝が据わっています。
今後は距離延ばした時の折り合いが課題ではないでしょうか』とレースで騎乗した藤田凌騎手。

母シェアハッピーも同厩舎に在籍しており、2歳時から勝ち星を挙げ、3歳時に1,600mの準重賞勝ち。
牝馬ながら東京ダービー4着と健闘。同馬も素質の片鱗を見せており、牝馬同士であれば評価を上げたい1頭。

5着ゴーバディ【要見直し】
約2ヵ月ぶりの実戦で14キロ増。少し立派な感じだったが、パドックは2人引きでも落ち着いて周回。

レースは発馬でやや外に膨れたが、立て直して先行。外の3番手で砂を被らず周回。
ただ、その後ろにゼーロスがおりいい目標になってしまった。
4コーナー手前から一騎打ちに持ち込もうとしたが、相手の勢いに屈して最後は後続にも交わされて5着。

『少し流れが厳しかったですね。吉井騎手とも話をして16頭立てで頭数も多いし、
ゴチャつくのは嫌だと思ったので、力勝負をしようと前目の位置取りでと指示をしました。
思ったより前半の流れが速かったです。結果論ですが、周りもあそこまで行くと思わなかった。
前半の入りが速く2ハロン目に11秒台が出ていますし、12レースに行われたA2のレースより前半の3ハロンは速かった。
最後はやはり終い甘くなりましたよね。もう少しテンがユックリだったら違う結果になったと思います。距離は大丈夫です。
この馬は素直なのでどこで脚を使うか、今後はペース次第で位置取りはこの馬のリズムでいきたいと思っています。
徐々に体力とともに調教を強化していきます。そこで変わると思います。
2歳で無理すると伸びないですから、3歳の春先から伸びていくようにやっていきます。まだ伸びシロあります。
距離に関してもどこまで持ってくれるか試していきます。
父マテラスカイですが、母父がマンハッタンカフェで体型はこちら寄り。
完全な短距離馬だとは思わないです。今後は未定です』と的場調教師。

吉井騎手は『相手はゼーロスだと思って、この馬より前に行きたかった。外3番手はイメージ通りです。
勝ちにいって負けたので悔いのない競馬でした』と話をしてくれた。
1,400mのパフォーマンスは世代上位レベル。
距離への対応が今後の課題となりそうだが、この一戦だけで大きく評価を落とす訳にはいかない。

6着シャンスラード【今後の糧】
パドックでは落ち着いて外目を周回していたが、前走時と比べるとそこまで大きな変化は感じなかった。

レースはスタートを決めると先行策を主張した4頭を見る形でインに潜り込んでロスのない立ち回り。
ポジション取りは言うことなく進めることができたが、勝負処の3コーナーから抵抗できず上位勢とは勝負あり。
それでも直線では盛り返す脚を見せ6着だった。

『状態は申し分なかったし、イメージ通りでやりたいレースはできた。
振り返って思うことは距離が影響したのかもしれない。
前走は初めての1,600mで勝ってくれたが、自分の思っていたイメージよりは走れていなかった。
今後は1,400mあたりを中心に考えている。
ただ、今後の成長次第では改めて距離を延ばしてチャレンジしていきたい』と坂井調教師。

新馬戦で見せた強さを考えれば見限るのはまだ早い。距離短縮で狙う手はある。

7着ベイビーモンストル【次走注目】
パドックでは落ち着き払って周回し、見た目に重目感はなかった。

出遅れて後方からの競馬となったが、本田騎手の冷静な判断で深追いせずリズム重視の競馬。
終始インコースでロスなく運べたが、入着圏には一歩届かず。
最終追い切りで併走馬に大きく突き離されてしまい、どうかと戦前は思っていたが、
仕上がった状態で出走できていればもう少し際どい競馬ができたかもしれない。

『スタートが速くなかったので後方からの競馬になった。
調整の部分で思うようにいかなかったが、よく頑張ってくれたと思う。
今後の距離に関してはまだ考え中だが、直線は長い方が良さそう。
今回は少しレース間隔があいていたので、次は良くなると思う』と田中調教師。

兄は南関東重賞ウイナーのセイカメテオポリス。
恐らく次走は自己条件になるはずで、本領発揮を期待したい。

8着バーバリオン【距離短縮で】
パドックは2人引きでも落ち着きあって雰囲気は良く映った。

レースはスタートで躓く。
立て直して仕掛けて先行しようとしたが、他馬に行かれてしまい砂を被りながらの好位集団。
3コーナー過ぎから手が動き出して一杯になったが、大きくバテることはなかった。

『スタートで躓いてしまった。
馬込みでレースできたのは収穫だが、直線でササってしまったので、敗因は距離と考えている。
現状はワンターンの短い距離が合っているのかもしれない。
ポテンシャルは高い馬なので、うまく能力を引き出せるように調整していきたい』と坂井調教師。

1,200mの新馬戦ではゴーバディに先着して勝利。
追い切りでも抜群に動くタイプだけに、短距離の適性は高い。
路線を変更で臨む次回は狙い目になりそうだ。

14着キングパッション【見限れない】
新馬戦の勝ち時計が優秀でキャリア2戦目で重賞に挑戦させたことを考えると陣営の期待度が窺える。
パドックでは12キロ体を絞って仕上げてきた印象。気合乗りが良く、相変わらず馬っぷりは良く見せていた。

レースはスタート直後から鞍上がステッキを入れて先行策。
2着ポッドフェスタと道中並んで追走していたが、3コーナーではステッキが入っており、盛り返せず大敗。

『多頭数、ナイター競馬のメインで多くのお客様の前での競馬。
新馬戦の時とは大きく異なるシチュエーションで精神的な部分で影響があったかもしれない。
返し馬も力んで走っていた感じで、全てを含めてキャリアの差が出てしまった。
レースで初コンビだった今野騎手は「いいモノを持っています」と話していたし、
この経験を糧に将来的な活躍を期待している』と荒山調教師。

自己条件なら当然勝ち負けになるはずで、次走は強気に狙えそう。

レース回顧

江橋大介さんコラム

レース概要

実施日 11/12(水)
競馬場 大井競馬場
距離 1,600m
出走条件 サラ系2歳
負担重量 牡馬55kg 牝馬54kg
優先出走権 1着馬に「全日本2歳優駿(JpnI)」の優先出走権付与

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