コラム

東京2歳優駿牝馬    

12月31日に大井競馬場で行われた東京2歳優駿牝馬は、直線で突き抜けた2番人気メイドイットマムが後続に4馬身差をつける圧勝。
転入後2連勝を飾り、2度目の重賞挑戦でタイトルを獲得しました。

本橋孝太騎手は「今日はスタートを決めてくれたおかげで、うまく運ぶことができました。
3コーナーで流した時に抜群の反応をしてくれたので、直線は伸びるだろうと思っていました。
距離が延びても良さそうですし、まだまだ楽しみが広がる馬だと思います」と振り返ります。

今後は短期放牧を挟み、ユングフラウ賞(2月15日、浦和1,400メートル)に向かうか、
南関東牝馬3冠の第一弾・桜花賞(3月22日、浦和1,500メートル)に直行する予定です。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎スギノプリンセス4着
〇アレナル5着
▲ラビュリントス11着
△メイドイットマム1着
△フジコチャン7着
△ジョリダム14着

でハズレ。

写真判定の末の2着争いをハナ差制したのは、大外枠からすんなり先手を取った10番人気ボヌールバローズでした。
初騎乗の笹川翼騎手は「いい馬ですね。(ハナに)行くつもりはなかったけど、こんなに速いのって。
ペースはちょうどいい感じだったけど、今日は決め手の差。まだ体に余裕があったし、すごく仕上がっている感じじゃない。
距離は延びてもいいんじゃないですか。キャリアが少なくて、ある程度やれているから楽しみ」と牝馬クラシックに向けて好感触。

8番人気サーフズアップを3着に導いた御神本訓史騎手は
「内容は良かったと思う。距離は延びない方がいい。1,600メートルぐらいが一番いいかも」。
ローレル賞のコラムでも触れた通り、器用さが大きな武器。
小回り浦和コースのユングフラウ賞、桜花賞でさらに持ち味が生きるはずです。

◎に推奨した転入初戦の3番人気スギノプリンセスは中団からの競馬になり、勝負どころで大外から追い上げましたが4着止まり。
マイナス13キロの馬体重(デビュー以来最低の485キロ)に山崎誠士騎手は「もう少し体重が戻ってからかな。
南関東のスピードに慣れていない感じがあって後手に回ったし、ペースも遅くなった。力負けではない」とコメント。
4連勝でブロッサムCを制した素質馬なので、引き続きマークが必要でしょう。

2戦2勝でスケールの大きさを買われて1番人気に支持されたアレナルは5着。
矢野貴之騎手は「思った位置より後ろになっちゃった。大事なところで上に跳んじゃう感じはあるけど、
収穫のあるレース。他の面々は重賞を使ったりしているところで、2、3着争いに引けを取っていない。
よく脚を伸ばしているし、距離は延ばした方がいいと思う。小回りより広いコースがいい」と前を向きます。
気の早い話ですが、着実にキャリアを積んでくれれば東京プリンセス賞(5月11日、大井1,800メートル)でおもしろい存在になりそうです。

ローレル賞勝ち馬で5番人気マカゼは6着。
今野忠成騎手は「すごく乗りやすくていい馬。まだ力がつききっていないから、ゆくゆく走ってきそう。距離は延びてどうか」。
また、テイエムサウスダンの半妹フジコチャンは4番人気7着。
安藤洋一騎手は「背中がいい。後々は絶対に走ってくる」と将来性に太鼓判を押しています。

コース、距離が大きく違う南関東牝馬3冠路線。
3歳を迎えてからの成長力や条件の向き不向きでまだまだ勢力図は変わりそうです。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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