コラム

JBCスプリント

11月3日に船橋競馬場で行われたJBCスプリントは、
激しい主導権争いを制した5番人気ファーンヒルがJRA勢の追撃を封じて転入後3連勝を飾り、
習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞に次ぐタイトルを獲得しました。


ファーンヒル(Photo by 両角昭男)


アフター5スター賞のコラムで触れた通り、強気の騎乗で押し切った笹川翼騎手は
「この馬を信じて乗るだけだと確信するぐらいのいいデキ。
スタートも決まりましたし、自信があったので、これでダメならしょうがないという気持ちで乗せていただきました。
直線は長く感じましたね」と安堵の表情。
来年の海外遠征が視野に入る文句なしのパフォーマンスでした。


笹川翼騎手とファーンヒル(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ファーンヒル1着
〇サンライズアムール3着
▲チカッパ4着
△クロジシジョー5着
△コパノパサディナ7着
△ドンフランキー10着

で単勝のみ的中。

自分の形に持ち込めなかった8番人気エンテレケイアは12着。
ワンターンの競馬で頭角を現し、昨年の習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞、船橋記念、
今年の川崎スパーキングスプリントを制しましたが、大目標の舞台で残念な結果に終わりました。

吉原寛人騎手は「スタートが決まって、行けるかなっていう感じだったけど、
勝ち馬にしっかりペースを握られてコーナーに入っちゃったから、あれ以上は行けないので…。
自分の競馬をしたかったけど、枠が逆ならもうちょっとおもしろかったかな。
ハナの馬が逃げ切っちゃったので悔しいけど、勝ち馬が強かった」とコメント。
連覇がかかる船橋記念(12月10日)での巻き返しを期待しましょう。


エンテレケイア(Photo by 両角昭男)

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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