コラム

東京大賞典

12月29日に大井競馬場で行われた東京大賞典は、地元の7番人気ディクテオンが差し切り勝ち。
前走の韓国・コリアカップに続く重賞5勝目を飾り、G1タイトルを手に入れました。


ディクテオン(Photo by 両角昭男)


大本命ミッキーファイトとの叩き合いをクビ差制し、20年ぶりの地方所属馬Vに導いた矢野貴之騎手は
「想定よりもいい位置で運べましたし、道中の雰囲気も非常に良くて、
こんなに手応えが良くていいのかなと、自分なりに気持ちを落ち着かせて乗りました。
初めて乗せてもらった時はテンに全然進んで行かなくて位置取りで不安なところもあったんですけど、
今日は自ら動いていく感じ。この馬の全能力を発揮できたと思います」と振り返っています。


矢野貴之騎手(Photo by 石井一雄)


来年のドバイワールドカップ(3月28日、メイダン、ダート2,000メートル)が視野に入る文句なしのパフォーマンスでした。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ミッキーファイト2着
〇ナルカミ6着
▲ナチュラルライズ11着
△アウトレンジ3着
△キングズソード4着
△ホウオウルーレット5着

でハズレ。

アブクマポーロ(1998年)、トーホウエンペラー(2001年)、アジュディミツオー(2004、2005年)の快挙も現場で取材をしましたが、
レース後に生まれる地方競馬関係者の一体感はいつ見ても鳥肌ものです。

コラムとしては、今年の南関東3歳クラシック戦線をにぎわせた3頭の重賞ウイナーをピックアップ。
古馬の厚い壁に跳ね返されましたが、G1の大舞台を経験したことはこれから生きてくるでしょう。

後方4番手でレースを進めた9番人気9着シーソーゲームの笹川翼騎手は「めちゃめちゃいいです。来年も重賞を取りますよ。
こういう競馬がしたかったし、めちゃめちゃ脚を使っている。距離はちょっと長いかな」と手応えをつかんでいます。
ダイヤモンドカップ(盛岡)を含む全4勝をマークしている1,600~1,800メートルが主戦場になりそうです。

浦和記念(コラム参照)に続くコンビとなった10番人気10着ナイトオブファイアの吉原寛人騎手は
「右回りだとハミの取り方が変わって、ちょっとびっくりした。かかりがあまり良くないというか、レースに行くと物見をする感じ。
ちょっと抜け抜けで行っちゃうのでハマるまで待って、(ハミを)取り出してからグッと動いて脚はちょっと使ったんですけど、
前走のイメージとは違う感じになっちゃいました。左回りの方が合うのか、普段の調教している馬場だからそういうところを出しちゃうのか…。
思ったより気が難しいところがあるんだなって。もうちょっとやれると思ったけど、ジャパンダートクラシックの感じになっちゃった」と残念そう。

そして、15番人気12着ベルグラシアスの町田直希騎手は「大井回りはいい走りをしてくれる。
本当は川崎の牝馬レースを使いたいけど、なんか川崎はイマイチ。右回りの方がいいですね」とコメントしていました。


ベルグラシアス(Photo by 両角昭男)


プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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