2018年11月14日(水) 大井1,600m
ハイセイコー記念(S2)
南関東所属の2歳馬によるマイル重賞「ハイセイコー記念(S2)」
大井が生んだ国民的アイドルホース“ハイセイコー"を冠したレースで、将来のスターホース候補生の誕生が期待される一戦だ。まだまだ経験の浅い2歳馬だが、過去10年の傾向を探ってみよう!
【過去10年の優勝馬】
2017年
ハセノパイロ[船橋]3人気
父パイロ
2016年
ミサイルマン[大井]1人気
父カネヒキリ
2015年
トロヴァオ[大井]3人気
父カネヒキリ
2014年
ストゥディウム[船橋]5人気
父ルースリンド
2013年
ブラックヘブン[大井]2人気
父パイロ
2012年
ソルテ[大井]9人気
父タイムパラドックス
2011年
ドラゴンシップ[船橋]4人気
父クロフネ
2010年
セルサス[船橋]1人気
父タイムパラドックス
2009年
ショウリュウ[大井]4人気
父バゴ
2008年
ナイキハイグレード[船橋]2人気
父アグネスタキオン
特定の種牡馬が活躍している傾向。過去10年で2勝を挙げている種牡馬は「タイムパラドックス」、「パイロ」、「カネヒキリ」の3頭だ。
また、上記の「タイムパラドックス」、「カネヒキリ」の他、「クロフネ」、「ルースリンド」と日本国内のダートで活躍した馬の産駒が目立つレースでもある。
今年は本田正重騎手&矢野貴之騎手に注目?
【騎手の傾向(敬称略)】
※左から【1着|2着|3着】
2017年
【本田正重|矢野貴之|中野省吾】
2016年
【笹川翼|矢野貴之|今野忠成】
2015年
【本田正重|笹川翼|石崎 駿】
2014年
【石崎駿|繁田健一|吉原寛人】
2013年
【有年淳|今野忠成|御神本訓史】
2012年
【金子正彦|今野忠成|酒井忍】
2011年
【御神本訓史|的場文男|坂井英光】
2010年
【石崎駿|山田信大|的場文男】
2009年
【的場文男|桑島孝春|戸崎圭太】
2008年
【戸崎圭太|張田京|左海誠二】
リピーターが活躍しているハイセイコー記念だが、そこにはある傾向が…
それは、3着内に好走している騎手の多く(太字)が、「2年連続(※1)」ないし「3年連続」で3着以内に来ているということだ。昨年もこの傾向は継続され、「矢野貴之騎手」が2016年&2017年と連続して2着に好走している。
となると、今年は「本田正重騎手」と「矢野貴之騎手」に注目(※2)となるが…
“今年(2018年)と来年"というパターン、傾向が崩れるパターンも当然ながらありえる。
※1.2008年の「左海誠二騎手」は、2007年にも2着
※2.「中野省吾騎手」はマカオで奮闘中!
大井&船橋の2強!
【所属競馬場別の成績】
※左から【1着-2着-3着-4着以下】
浦和【0-0-1-9】
船橋【5-4-3-12】
大井【5-5-6-81】
川崎【0-1-0-11】
地元大井勢と船橋勢が他を圧倒!
「大井所属馬」の5勝、2着5回、3着6回に対し、「船橋所属馬」は5勝、2着4回、3着3回の成績を収めている。特に、「船橋所属馬」は「勝率20.8%」、「連対率37.5%」と、質の高さが際立っている印象だ。
南関デビュー馬が意地を見せる!
【デビューした地区別の成績】
※左から【1着-2着-3着-4着以下】
南関東【9-9-9-97】
ホッカイドウ競馬【1-1-1-15】
その他【0-0-0-1】
続いて、デビューした競馬場別の成績。
過去10年で「南関東デビュー馬」が9勝、2着9回、3着9回に対して、「ホッカイドウ競馬デビュー馬」は1勝、2着1回、3着1回。先週の「平和賞(S3)」及び「鎌倉記念(S2)」の分析では両者互角の成績だったが、ハイセイコー記念では「南関東デビュー馬」が優勢だ。
ハイセイコー記念は“南関所属馬限定"のレースでもあり、“南関生え抜き"が結果を残す傾向にあるのだろう。
1番人気馬は過信禁物!?
【人気別成績】
※左から【1着-2着-3着-4着以下】
1人気【2-1-3-4】
2人気【2-3-1-4】
3人気【2-4-1-3】
4人気【2-0-0-8】
5人気【1-1-1-7】
6人気以下【1-1-4-87】
「1〜4番人気馬」は勝率20.0%で並んでいるが、“差"が出ているのは連対率。「1番人気馬」の連対率が30.0%なのに対し、「2番人気馬」は50.0%、「3番人気馬」は60.0%となっている。
「6番人気以下」の連対数は2回のみで、全体的に「5番人気以内」が好走している傾向にあるが、確固たる"軸"が不在と言ったところだろう。
大荒れはないが、堅くもない
【配当傾向】
※左から【単勝|馬複|三連単】
2017年【780円|910円|18,800円】
2016年【310円|1,790円|58,570円】
2015年【520円|1,160円|178,720円】
2014年【1,110円|2,360円|83,840円】
2013年【490円|1,830円|11,130円】
2012年【2,280円|9,170円|102,600円】
2011年【530円|1,140円|17,380円】
2010年【190円|450円|3,580円】
2009年【800円|2,960円|20,080円】
2008年【380円|1,340円|4,900円】
平均【739円|2,311円|49,960円】
過去10年の「単勝配当」は3ケタが8回で、平均739円。また、「馬複」は平均2,311円、「三連単」は平均49,960円と、ガチガチでもないが、荒れている印象も受けない。
これは、前述の「人気別成績」の通り、5番人気以内の馬が上位に来ている結果だろう。
ちなみに、過去10年の単勝最高配当は2012年の2,280円。今では考えられないが、優勝馬は当時、9番人気の伏兵評価だったソルテだ。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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