「ポニー競馬の戦いかた?」
2016/2/1
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そう思った理由は、
●パドックを歩く馬のスピードがすごく遅い。
●馬を曳いているのは厩務員さんではない。
ということから。2番目の件に気づいたのは、第4レースのパドックで1番の馬を曳いている太目の兄ちゃんが、あまりにヤル気ゼロの態度だったからなんですね。
馬を曳きながらアクビするし、見た目に「だりぃ……」という香りを発散しているから、「あんなヤル気のなさじゃ、馬にもそれが伝わるよ」と思っていたら、次のパドックでも1番の馬を曳いているのはその兄ちゃん。その次も、その次も!
(1番の係員)
ということはあの兄ちゃん、今日はパドックでゼッケン1番の馬を曳く係なんだな。そして年齢から察するにアルバイトではなかろうか。しかしながら、明らかにメンドクセー的な態度を表に出しているのは1番だけ。ほかの兄ちゃんは与えられた仕事を可もなく不可もなく処理しているように見える。
こんな負のオーラを出している兄ちゃんと一緒にいたら、走る気なんか失くなるよな?と思って、第5レースで1番の馬を外して買ったら、2着に来よった!!
3番人気馬だったから、負のオーラより馬の力量が上回ったということなんでしょうか。ちなみにその馬の名前は「マニア」。うーむ、深い……。
でも、済州競馬の謎が少し解けた気がしたので、気を取り直して外国人専用席に行こう。と、ゴール前のスタンドの3階に行ってみたら「場所が変わったよ」だって。
ということで連れて行かれた先は、ゴール前ではないスタンドのいちばん4コーナー寄り。個室で料金無料なのは変わらないけれど、以前の席よりダウングレードだなあ。いやいや、贅沢を言ったらいかん。
などと思いつつひと休みしていたら、制服を着たお姉さんが我々のテーブルに来た。そして日本語で「済州競馬のご案内をさせていただきます〜」
いや、あの……、こちらは馬券の買いかたとか、完全に把握しているんですけど……
と言う前に、お姉さん(カン・ヨンジュさん)の説明が始まってしまった。話の途中で職員さん?と聞いたら、チェジュ大学で日本語を学んでいて、インターンで働いているとのこと。それなら日本語の練習に付き合ってあげなきゃな〜。
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