「ばんえい競馬は感動の競馬!」
2016/2/8
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実際、あるベテラン騎手にその件を聞くと「お客さんに上げろって言われたから、ほかの馬が登り始めたかと思ってあわててGOサインを送ったら、まだ全然でさあ(苦笑)」
ということで、どれだけ自分の世界を守れるか、というところも騎手の技術ポイントになるらしい。ということは、観客席から離れている1番や2番のほうが有利かも?
さて、メインレースは4歳限定戦の白雪賞(はくせつ賞と読みます)。ファンの期待を一手に集めているセンゴクエースなのだが、第2障害をクリアしたのは10頭のうち4番目。マジか、先頭からはけっこう差があるけど大丈夫なのか?
と心配になるも、そこから見せた怒涛の追い上げがすごかった。巨大な馬体がキャンターでぐんぐん加速するのだ。これぞまさにド迫力!
(ド迫力のセンゴクエース)
第2障害のあとはゴールまで観客と馬とが併走するのがばんえい競馬のならわしなのだが、その速いこと速いこと。あっという間に先頭に立って、そのままゴール。私の馬券も大的中!
いやあ、久々にばんえい競馬の凄味を体感しましたわ。3月下旬に行われる、1トンのソリを曳く「ばんえい記念」は、各馬の奮闘に感動して涙する人が続出する十勝の春の風物詩。でもそれ以外でも、馬の力と人の技が伝わるレースがたくさんあるのだ。帯広空港に着いて、連絡バスが競馬場前を通るものだから大荷物を持って直行したのだけれど、いやあ、来てよかったわ〜!
(戦いが終わった馬の背からは湯気が立ち昇る)
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