「先入観と決め付けは敵だ!」
2016/4/11
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でも、そういうものに頼るのは、自分の心が弱いからなのかもしれない。ホークスの選手ははたしてどうなのだろう。キレイな球場、厚い選手層……。その環境に置かれて、しかし実力的にはあと一歩という場合、上を目指す気持ちを持続させるには、相当な芯の太さが必要だと思える。
私の座右の銘のひとつは「結果が出たときに負けが決まるのではない。あきらめたときに負けが決まるんだ」(出典:競輪の関優勝選手=ギャンブルレーサー(漫画)より)なのだが、結果がすべてという世界は本当に厳しい。
競馬も同じで、「途中経過にかかわらず、着順だけが意味をもつ」という側面がある。競馬は野球よりもたくさんの要素が関係しているが、それでも最近の競馬、とくに地方競馬は、人間側が「このくらいだろう」と値踏みしている感じが強まっているように思うのだ。
たとえば以前は、地方競馬所属でも「中央の馬を負かすんだ」という気概が感じられる馬がときどき出てきた。もちろん個々の馬の素質という部分はあるのだろうが、最近はデビュー前からして「この馬は地方競馬」というような決めつけがあるように感じられて仕方がない。
もちろん、若駒に携わる人々のプロフェッショナル度が増したから、判断の精度が高くなったというのは間違いない。しかしそれは裏を返すと、隠し持っている才能に気づきにくくなってきた、とは言えないだろうか。
地方競馬でデビューして、JRA古馬重賞で活躍したのは、フリオーソが最後?うーん、それではなんかさみしい。地方競馬には底力がもっとあるはずでしょ!
なんにせよ「先入観」と「決め付け」は、成功の目を摘む2大巨悪。そういう心をもたないようにしなければ!ということを考えながら、野球のあとは佐賀競馬場に突撃。徹夜明けで頭痛がしていたので馬券はサッパリだったが、でもメインレースのル・プランタン賞は、パドックを見た瞬間にドンプリムローズ(佐賀)が勝つだろうと直感しましたね。
でも相手がヌケ……。その馬を頭固定にして、遠征馬4頭に流す3連単12点で8万馬券が取れたのに……。
(ル・プランタン賞)
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