「高知競馬の攻め方を研究!」 2/3頁
2018/9/21
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その逆ももちろんありまして、その日のメインレースの重賞、珊瑚冠賞がまさに典型例。
珊瑚冠賞の総売り上げは7901万6500円で、単勝1.9倍の1番人気に支持されたイッツガナハプンが早め先頭から押し切り勝ちを果たしました。
しかしレース後、管理する田中守調教師が「いやあ、前走の川崎(スパーキングサマーカップ)のダメージが残っていて、あんまり自信がなかったんですよ。でもあんな断然人気で……」と、勝利を手にして心底ホッとした様子。
それを聞いて私が「珊瑚冠賞はグリーンチャンネルで放送していますし、全国の日刊紙にも掲載されていますから」と話すと、「だからか〜」と納得されていたようでした。
珊瑚冠賞での「よくわからないけど買ってみた」人たちの根拠は、過去の実績。重賞4勝のイッツガナハプンは今回のメンバーに入ると明らかに力量上位ですが、私にはパドックの雰囲気がイマイチに見えたのです。それを根拠として違う馬を軸にしたら2着で、馬連だけ的中の「取ってマイナス」という結果。これは“現場にいないほうが良かった"レースでした。
そういうことはあるにしても、それでも「JRAの最終レース後も競馬したい!」という需要を一手に引き受けている高知競馬。だから“事情通"である地元の知り合いたちと一緒に「全国から集まってくるゼニをゲットしようぜ!」を合言葉にするのは、あながち間違っていないでしょ!?
そして時間は進み、残るは最終の「一発逆転ファイナルレース」。
C3の11組ですから、高知でのいちばん下のクラスに近いところ。さらに出走馬が「記者選抜」なので、専門紙の記者が『足の遅い馬を厳選した』組み合わせになっています。
ちなみにわたくし、この日はキャッシュレスのカードに2万円をチャージして、それが順調に減少。中山競馬のセントライト記念で、軸馬がハナ差4着だったのが痛かった……
だから自分も「一発逆転」しなければならんのです。そこで気になったことがひとつ。この日はどうも、内枠が有利になっているように感じたのです。
その状態で“足の遅い馬限定戦"なら、外を回るとたぶんノーチャンス。地元ファンの一人は「ここは石本騎手ですよ!」と力説していましたが、ゼッケン9番は厳しいんじゃない?ということで無視(笑)。そして締切直前に買いましたよ、節操ない馬券を!
(得意技の3連複7頭ボックス)
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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