「西脇トレセンを見学」 2/3頁
2019/2/11
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そこで最終レースまで過ごし、その日は大阪市内の安宿に宿泊。翌日は朝4時起きで、兵庫県競馬の西脇トレーニングセンター(正式名称は、西脇馬事公苑)に向かいました。
「そのだ・ひめじ」競馬の厩舎は、園田競馬場の敷地内と西脇トレセンの2か所。
もともとは兵庫県競馬が持つもうひとつの競馬場である姫路にも厩舎がありましたが、競馬場周辺の都市化によって厩舎だけ移転されることになって、その行き先が姫路から40kmほど北にある西脇市に決まったそうです。それが昭和55年(1980年)。
中国自動車道はその当時からあったので、園田競馬場からの所要時間は1時間少々。私も車に便乗させてもらって朝6時半に現地に到着できました。けっこうな山あいで、気温も海岸部より3度くらい低い感じがします。
到着時は夜明け前でしたが、調教スタンドに行くと徐々に空が明るくなって、調教コースを走る馬の姿がよく見えるようになってきました。この日は開催日なので馬の数は少な目でしたが、開催が始まる2日前あたりはかなりの混雑になるそうです。
調教コースは1周が1000mで、その内側に900mの内馬場、さらにその内側に800mの坂路コースがあります。坂路コースは右回りの1〜2コーナーを掘り下げて作られたもので、直線部分250mの高低差は5m。ということで勾配は2%です。
(3本ある馬場の一番内側が坂路)
しかし実際のところは「坂路といってもね……」(某西脇所属騎手)という感じなのだそうで、私がいた1時間ほどの間、そこに入った馬はゼロ。利用している厩舎は限られるとのことでした。
個人的な感想としても、それも仕方ないかなあ、でした。直線部分が250mではゆっくりめの速足くらいしかできなさそう。
その坂路は西脇トレセンができてから20年後の平成12年(2000年)に作られたのですが、もうちょっと何とかならんかったんですかねえ?
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