7月9日に川崎競馬場で行われたスパーキングレディーCは、
3コーナー手前で先頭に立った2番人気フェブランシェがJRA勢の追撃を退けて重賞3勝目をマーク。
クイーン賞のコラムで触れた通り、マイル以下の路線に転向して2連勝を飾り、
大井の藤田輝信厩舎にとっても待望のダートグレード競走のタイトル獲得となりました。
フェブランシェ(Photo by 両角昭男)
吉原寛人騎手は「ちょっと物見をするところがあるので進みが難しく、
抑えると引っかかったりして、なかなかコントロールが難しいですけど、上手に走ってくれたと思います。
斤量差もあったので早めに抜け出して、ちょっと遊ぶところもあるけど、そこからがしぶいとい馬。
さらに上のダートグレードに挑戦して勝ちたい気持ちになりました」ときっぱり。
吉原寛人騎手&フェブランシェ(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎フェブランシェ1着
〇アンモシエラ5着
▲テンカジョウ3着
△ライオットガール2着
△ネバーモア6着
前日の予想ブログは裏パーでしたが、この日は10R◯▲、12R◎△でトリプル馬単(95万4,610円)も的中。
船橋3日目(57万8,085円)に次ぐ2週連続のヒットになりました。
勝ち馬と同厩の6番人気マーブルマカロンが外から猛然と追い込んで4着。
馬券圏内にはハナ差及びませんでしたが、さきたま杯(コラム参照)のレース後コメントを裏付ける好走を見せてくれました。
初めて手綱を取った御神本訓史騎手は「乗りやすい。1、2コーナーでいいところにもぐり込めたし、流れもいい感じ。
差のない4着だったけど、上出来じゃないかな。前回は牡馬相手に6着にきているし、競馬が上手で小回りも合っている。
現状は1,600メートルぐらいがいいだろうけど、フワッと走るところがあるから1,800メートルまでもつと思う。
距離は延ばしてもいいかもしれないね」とコメント。
JRA3勝、南関東2勝は全て1,500メートル以下でマークしていますが、中距離路線へのシフトがあるかもしれません。
マーブルマカロン(Photo by 両角昭男)
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。