
8月13日に大井競馬場で黒潮盃が行われ、直線入り口で先頭に立った兵庫の6番人気ミルトイブニングが押し切り勝ち。
西日本クラシックに次ぐ2つ目のタイトルを手に入れました。

ミルトイブニング(Photo by 両角昭男)
コンビ3度目で2着続きに終止符を打った吉原寛人騎手は
「ちょっとテンは速いと思っていたので、自分のリズムで動ける時に動こうという感じ。うまくハマってくれましたね。
しびれる手応えで馬なりで上がっていけたので馬の気持ちを優先して先頭に立ちましたが、
脚も上がって最後は祈るような思いでした。勝ち切ってくれて本当に嬉しいです」とコメント。

ミルトイブニングと吉原寛人騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎サンラザール2着
〇アスコットミヤギ10着
▲クレームドール7着
△ストラディウス3着
△ノットボーダー11着
でハズレ。
単勝1・6倍の断然人気サンラザールは展開が厳しく2着に敗れましたが、
矢野貴之騎手は「1コーナーで嫌な感じで外々を回らされていたので、一か八か向こう正面で動いた。
ちょっと息が入ったところでまくられて、さすが吉原さんだと思いましたね。
ただ、春は気持ちだけ強くて操縦できなかったけど、今日は落ち着いて返し馬もできている。
距離、折り合いに不安がなくなったのはものすごい収穫。最後まで粘っているし、並ばれてからまた伸びる。
ちょっとソラっぽいところもあるし、最後に手前を替えられなかったり、いろいろ荒削りだけど、
操縦性とか精神的にものすごく成長を感じている。どこかでいける」と手応えをつかんでいます。
羽田盃、東京ダービーのコラムで指摘していた課題は解消されつつあるようです。
わずか4戦のキャリアながらも、しぶとく3着に追い上げた3番人気ストラディウスの御神本訓史騎手は
「思ったより後ろになったけど、それでもうまく競馬をしてくれたし、重賞でも健闘してくれるのは素質が高いんだろうね。
ちょっと右トモが入ってこない走りなので、そのあたりがパンとしてくればけっこういいところまでいけるんじゃないかな。
今日のレースぶりはかなり評価が高いと思う」と将来性に太鼓判。

ストラディウス(Photo by 両角昭男)
メンバー最速タイの末脚で4、5着に追い込んだ11番人気モエレサワンミヤギの本橋孝太騎手は
「前半いいリズムで運べて、自分の競馬はできたかな。道営にいただけあって、大井コースも大丈夫」、
9番人気ララメテオの池谷匠翔騎手は
「もうちょっと前めで競馬をしたかったけど、思ったよりもスタートを決められなかった。
しまい重視でいったけど、斤量(58キロ)も重かった。1回使って良くなってくると思うので、戸塚記念が楽しみ」と振り返っています。

モエレサワンミヤギ(Photo by 両角昭男)
そして、重賞の壁にはね返されて10着に沈んだ2番人気アスコットミヤギの笹川翼騎手は
「強い馬(サンラザール)に隣でずっと張られたので仕方がない。しっかり競馬に参加していますし、春より格段に良くなっている。
動けるようになっているし、気の悪さもマシになっている。どこかでチャンスはある」と気持ちを切り替えていました。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
