コラム

マリーンカップ       

4月12日に船橋競馬場で行われたマリーンCは、最後の直線で早めに先頭に立ったペルアアが後続を5馬身突き放す圧勝。
単勝1・5倍の断然人気に応えて3連勝を飾り、重賞初挑戦でタイトルを手に入れました。

岩田望来騎手は「折り合いもスムーズでしたし、雰囲気よく直線を迎えることができました。強かったです。
もともと能力はある仔だと思っていたし、どんどんタイトルを取って欲しいと思います」と振り返っています。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ペルアア1着
〇チェイスザドリーム5着
▲レディバグ2着
△ナンヨーアイボリー3着

で的中。

勝ち馬を除くJRA勢3頭のコメントは以下の通りです。

メンバー最速の末脚で2着まで追い上げた2番人気レディバグの酒井学騎手は
「いつもスタートはポンと行けるけど、ゲートの中がソワソワしている感じで一歩立ち遅れた。
前2頭が飛ばしていたから今日はハマるかなと思ったけど、勝ち馬が強かった」。

出遅れを挽回して3着を確保した4番人気ナンヨーアイボリーの石橋脩騎手は
「ブリンカーをしましたけど、視野が狭いぶんゲートの中でイライラする。
しまいはちゃんときてくれるし、外目の偶数なら。ゲート以外は力を出してくれた」。

主導権を握った3番人気チェイスザドリームは伸びきれず5着でしたが、
坂井瑠星騎手は「思っていた通り、距離が若干長いぶん止まってしまいましたけど、
1,200mなら重賞でもやれる馬だと思います」とコメントしています。

一方、地方最先着を果たしたリネンファッションは収穫大!!です。

3着争いにアタマ差敗れたものの、コンビ2度目の森泰斗騎手は
「復活の兆しを感じましたね。けっこう気が入っていた。すごく背中が良くて、
前走は気持ちが切れている感じだったので、今回ブリンカーをしたらすごく利いている」と明るい表情。

勝負どころで前2頭に離され気味になりましたが、最後まで集中力が途切れることなく、しぶとく食い下がる好内容でした。
昨年のレディスプレリュードクイーン賞、前走のエンプレス杯のコラムでも触れた通り、
気性面が大きな課題でしたが、ブリンカー効果を維持できれば重賞初制覇のチャンスもありそうです。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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