
10月7日に大井競馬場で3歳ダート三冠の最終戦・ジャパンダートクラシックが行われ、
メンバー最速の末脚で外から差し切った2番人気シルバーレシオが快勝。
東京ダービー2着のリベンジを果たし、ユニコーンステークスに次ぐ2つ目のタイトルを手に入れました。

シルバーレシオ(Photo by 両角昭男)
岩田望来騎手の代役を果たし、3歳ダート王に導いた横山武史騎手は
「初めてなので比較はできないですけど、調教の時よりもダートでの走りの感じは良かったので、
実戦に行ってもいいタイプなんじゃないかなとゲート裏で思っていました。
あまり急かすと良くないタイプというイメージを持っていたので、前半は馬のリズムを大事に。
向こう正面ではすごく離れていたので心配でしたけど、3、4コーナーの反応が想像以上に良くて、
直線を向いた時には前をしっかりとらえてくれるんじゃないかと期待して追い出しました。
まだ緩くて成長途上でこれだけ走れるから、なかなかのポテンシャルを秘めていると思います」と安堵の表情。

シルバーレシオと横山武史騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎イッテラッシャイ16着
〇パイロマンサー5着
▲チェリヴェント3着
△シルバーレシオ1着
△ワンダーディーン2着
△フィンガー9着
でハズレ。
三冠制覇がかかった5番人気フィンガー、不来方賞を圧勝して1番人気に支持されたイッテラッシャイは
前半3ハロン34秒0の超ハイペースで主導権争いを演じて共倒れの形に…。
9着に沈んだフィンガーの坂井瑠星騎手は
「何が何でもハナに行くということで、この馬の競馬はできたと思います。ただ、4コーナーで手応えが一杯になってしまいました」。

フィンガー(Photo by 両角昭男)
まさかの16着大敗を喫したイッテラッシャイの戸崎圭太騎手は
「ペースがちょっと速くなりましたね。雰囲気は良かったです。昔はけっこう左に張るところがあって操縦性が難しかったけど、
前回ぐらいから良くなってきていて、いいなと思っていた。
前半も行き過ぎているとは思うけど、けっこう息が苦しそうなところもあったので、(馬体重)プラス10キロがどうなのかな?」と残念そう。

イッテラッシャイ(Photo by 両角昭男)
地方最先着の4着に食い込んだ8番人気サンラザールは収穫大です!!
羽田盃、東京ダービー、黒潮盃(コラム参照)で触れてきた気性面の成長が大きく、矢野貴之騎手は
「展開も良かったし、やはり折り合いが一番ですね。前走ぐらいから落ち着いて競馬に挑めていたので、
いいリズムで前半を運べたんじゃないかな。3着は欲しいところでしたけど、しまいはちょっと甘くなっている。
最後の直線で手前を替えていないし、ゴール前だけパンと不器用な感じで替えただけ。
ただ、向こう正面はスムーズに替えているので、そのへんは成長を感じている。
春は1コーナーまでどうにもならなくて1,200メートルでもいいんじゃないかと思っていたぐらい。
今日はなだめるというか、精神的にそういう感じになってきた。本当に陣営の努力のたまもの」と手応えをつかんでいます。
そして、その他のJRA勢のコメントは以下の通り。
3番人気2着ワンダーディーンの松山弘平騎手は
「久々のぶんイレ込む面はありましたけど、レースはすごく素直で乗りやすかった。
手応えも良かったし、しっかり回ってきてくれたけど、最後は少し苦しくなってしまった」。
6番人気3着チェリヴェントの吉村誠之助騎手は
「1コーナーの入りが速かったので深追いせず、有力馬がそのへんの位置にいたので思っていた通りの展開。
向こう正面から3コーナーまで雰囲気は良かったし、まだ緩さが残っているぶんコーナーで(スピードに)乗っていけないところはありましたけど、
スタミナが必要な大井の馬場で3着に踏ん張ってくれました。展開も加味すると強い競馬だったと思います」。
4番人気5着パイロマンサーのルメール騎手は
「3番手でスムーズなレースができました。でも、3コーナーから手応えがちょっと緩くなった。
2,000メートルはちょっと長いかもしれないし、馬の後ろ、馬の間だとちょっとブレーキをするから外枠の方がいいと思います」。
7番人気6着ロックターミガンの西村淳也騎手は
「京浜盃と同じぐらい具合は良かったです。スタートしていいリズムでしたし、リズム重視で運べました。
最後はやはり距離かな。1,600~1,800メートルの馬」。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
