
6月30日に大井競馬場で優駿スプリントが行われ、直線で楽に抜け出したゼーロスが昨年のハイセイコー記念以来の勝利を飾り、
2つ目のタイトルを手に入れました。

ゼーロス(Photo by 両角昭男)
1番人気に応える圧巻の4馬身差V、大井1,200メートル1分11秒0のレースレコードに笹川翼騎手は
「本当に強かったですね。とにかくテンションが鍵なので、いかにスムーズに走ってもらえるか。
少しゲートでガタついてしまって一瞬リズムが悪くなったけど、そこから立て直してくれて強いの一言。
交流重賞でもやれる時計だし、そういう馬になってくれるのではないかと思っています」ときっぱり。
ハイセイコー記念、雲取賞、京浜盃のレース後にコメントしていた通り、打倒JRAも夢ではなさそうです。

笹川翼騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎ゼーロス1着
〇ブルーメンガルテン16着
▲メイクセンス4着
△バーバリオン6着
△デンテブリランテ3着
で単勝のみ的中。
若潮スプリント1、2着馬は明暗が分かれる結果に…。
2番人気ブルーメンガルテンはスタート後に前をカットされる不利が大きく、まさかのシンガリ負け。
不完全燃焼のレースに御神本訓史騎手は「あれで馬が気持ちを切らしちゃって、道中の走りがバラバラになっちゃって。
あれだけ不利を受けたら馬がかわいそう」と納得がいかない様子。

ブルーメンガルテン(Photo by 両角昭男)
一方、8番人気4着メイクセンスの本田正重騎手は「やりたい競馬はできた。競馬が上手だし、右回りは大丈夫。
思ったより相手が強かったですね。ああやって(勝ち馬に)スムーズな競馬をされるとかなわない」とお手上げムードでした。
以下の2頭は今後もマークが必要です。
波乱を演出した7番人気2着リスティアワンの矢野貴之騎手は「めちゃめちゃいい競馬でしたよ。
紛れが欲しくて一発狙っていましたけど、今日の感じだったら、もうちょっと位置を取ってもいい感じ。
それぐらい馬が力をつけている実感がありますし、後々はデカいところを取るような気がしています。
今日は相手が強かったけど、現状でこの差。自分が乗っているこの3回で馬がだいぶ変わってきているから、
そういう意味でこの先が本当に楽しみ。めちゃめちゃ競馬がうまい」と大絶賛。

リスティアワン(Photo by 両角昭男)
そして、メンバー最速の末脚で3着まで追い込んだ3番人気デンテブリランテの藤田凌騎手は
「1,800メートル(羽田盃)、2,000メートル(東京ダービー)の流れで馬も行っているから、
テンに戸惑って道中もついて行けなかった。スピード慣れしていかないと一線級相手では…。
それを考えればよく走っているし、3コーナー手前から4コーナーでちょっと詰まって控えたので、
それがなければ2着でもおかしくなかった。これからの馬。やっと体つきがしっかりしたし、だいぶ馬らしくなってきた。
1,200メートルで慣らしていきたいです」と期待を寄せています。
ジェムストーン賞、ネクストスター東日本2着時のコラムで触れた通り、短距離が活躍の舞台になるでしょう。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
